オードリー・タンさんの「自由への手紙」を読みました。
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自分がどんな人であるかを、表現することが自由です。
自分が自由を手にしたら、握りしめずに共有して、みんなを自由にする。
自由とは受け取るものではなく、惜しみなく与えるものです。
自由を共有すること。それこそ、私たちが作る自由への道です。
(オードリー・タン 自由への手紙 11ページより抜粋)
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ここを読んだ時、ああこれだ!と思いました。
2011年から独自のやり方で描き始めてから
ぼんやりと、でもずっと私の中である想いが反応しました。
私はもともと絵が苦手というか、
描けないと遠ざけてきましたが、東日本大震災の後、
突然渦巻きが描きたくなったことから
誰に見せるわけでもないと
上手い下手を氣にしないで楽しく描き始めて、
氣がついたら今のような流れになっていました。
“あるがままに自由に描く”という大切な自己表現を手に入れました。
以前は日常の中でたくさん感じ受け取ったものをうまく処理できずに
もやもやとしていて重たく滞りがちでしたが、
この描くことを始めてから自分の中で今までよりも上手くエネルギーが回るような
循環が始まったと感じています。
どこかにあった、自己存在を証明しなくては、というのもなくなり安心し落ち着きました。
絵を通して他の人と言葉を超えた交流や響き合いができる喜びを知りました。
私がかつて感じていたように、上手く描けないから、下手で恥ずかしいから、と
描くことを遠ざけている方に
上手い下手を氣にぜずにのびのびと楽しく描く、
ということをお伝えできたらとずっと思っています。
私は誰でもその人にしかできない表現があると思います。
それは誰が優れているとか競走するのではなくて
その方がのびのびと自由にあるがままに表現したものは
どれも素晴らしく、この世界を豊かにするものだと思います。
何も大それたものではくても、(もちろんそうであってもいいですが)
家にある鉛筆で紙に描くとか、
自由に描きたいときに描く。
絵だけじゃなくて、言葉を紡いだり、歌ったり、踊ったり、
お料理でもいいし、植物を育てることでもいい。
見た目には何もしてないようでも祈る、とか
自分の在り方を目に見えない世界に響かせることでもいい。
それをSNSなどを通じて発表してもいいし、
家族や友人、自分だけで味わってもいいと思います。
誰かに強制されてやるのではなく、
自らの意思でやること。
それを感じて味わって深めていくこと。
たくさんの方が楽しい自己表現を見つけ、
みんなでそれを分かち合っていくことで、
イキイキとあるがままに生きることにつながり、
豊かで平和な世界を創っていくことになると私は感じ願っています。
まずは上手い下手を氣にしないで描くこと、
考えないで描いてみる、というのをやってみませんか?
上の写真の絵は私が初めて
何も考えないで描いてみた絵です。
カラーペンがなくても鉛筆やボールペンでもいいです。
良かったらやってみてください。
下の写真は最近描いたもの。
はじめの3枚は描いている途中の状態です。
こうやって描こうと考えずに手の赴くままに任せて描きます。